「Inktober」をご存知だろうか。
2009年に1人のアメリカ人漫画家が始めたSNSイベントで、今や世界から参加者が集う大きなものとなっている。
ルールは簡単。「10月いっぱい、毎日絵を描いてSNSにアップロードする」。これだけである。公式アカウントが提示するお題に沿って1日1枚ずつ31枚のイラストを生成するのが基本だが、お題に従わなくとも、また、毎日でなくとも1日1枚でなくとも別に良い。
某コペの先生がスケッチ技術向上のためドローイングの教室に通ったという話も聞いたことがあるし、いつかこのイベントに参加したいと思いつつ、もう何年も期を逃していた。今年は早めに意識して波に乗っかることができたわけだが、ただ漫然とヨコエビの絵を描こうと思っており公式のお題があることも直前まで知らなかった程度には準備してなかったので少し慌てた。
Inktober2021成果物:31種類のヨコエビ |
スケッチはよく描くので、Inktoberでもちゃちゃっと見栄えのする絵が描けるものと根拠のない自負を持っていたが、こうしてイラストを主役に据えてネットに放流する場合、それぞれの線をしっかり描かないとどう見ても「やっつけ」にしか見えないしょうもない画像が生成されることを痛感した。また、同じ線でも表現したい対象(毛なのか殻の輪郭なのか影なのか陰なのかみたいな)によってルールを決めて描き分ける必要があるので、こういう肌感覚みたいなものを養うことは記載図に携わる上でも重要だと思った。
(今月は原稿が立て込んでるのでこのへんで…)
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