今年も新種を振り返ります。
※2017年実績
※2018年実績
※2019年実績
※2020年実績
記載者については、基本的に論文中あるいは私信で明言のある場合につけています。今年は千葉県沖の深海底からワレカラの新種等もありましたが、本稿では旧ヨコエビ亜目に含まれる分類群のみを対象としております。
(Temporary list)
January
Hadjab et al. (2021)
Echinogammarus monodi
アルジェリアから Echinogammarus 属の新種を記載。2020年12月に公開されましたが論文の巻号が21年であったため今年としました。無料で読めます。
Lee and Min (2021)
Pseudocrangonyx deureunensis
Pseudocrangonyx kwangcheonseonensis
Pseudocrangonyx hwanseonensis
韓国の鍾乳洞からメクラヨコエビ属の3新種を記載。形態と分子の手法を併用しています。18種の系統樹を描くとともに、韓国に産する13種の検索表を提供。本文は無料。
Bargrizaneh, Fišer and Esmaeili-Rineh (2020)
Niphargus yasujenis
Niphargus nasrullahi
イランの地下水系から Niphargus属 の2新種を記載。分子と形態をともに検討しています。3月時点では無料で読めることを確認。
February
Heo and Kim (2021)
Opisa parvimana
韓国から Opisidae科 フトヒゲソコエビ類 の1新種を記載するとともに、本邦で記載されていた Opisa takafuminakanoi の新産地を報告。本文までタダで読めます。
Tomikawa, Watanabe, Tanaka and Ohara (2021)
Princaxelia marianaensis
マリアナ海溝から Pardaliscidae科 の1新種を記載。昨年記載されそうでされなかった種です。この属は肉食性で、他の深海ヨコエビを捕食する様子が Nスぺ で紹介され、お茶の間に届けられたこともあります。科以下の和名は未提唱のようです。本文までタダで読めます。
Shimomura and Fujita (2021)
Seborgia cavernicola ドウクツミジンヨコエビ
沖縄の海中洞窟からセバヨコエビ科の1新種を記載。Seborgia属9種の検索表を提供。本文は有料。
Alves, Lowry, Neves and Johnsson (2021)
Panamapisa guaymii
パナマから センドウヨコエビ科 の1新属新種を記載。パナマ地峡からセンドウヨコエビ科が出たのは初めてとのこと。第3尾肢が長いことで有名な本科ですが、この属は特にその特徴が発達しています(カラー写真)。アブストにまあまあ詳しい他属との識別点を掲載。
Bichang'a, Kioko, Liu, Li and Hou (2021)
Floresorchestia mkomani Bichang’a and Hou in Bichang'a, Kioko, Liu, Li and Hou, 2021
ケニアから ハマトビムシ Talitridae 科 Floresorchestiinae亜科 の1新種を記載(カラー写真)。加えて、同じ亜科の Gazia gazi Lowry & Springthorpe, 2019 を再記載。
Conlan, Desiderato and Beermann (2021)
Jassa laurieae
Jassa kimi
とんでもない大論文が出ました。世界中の博物館からカマキリヨコエビ属を集めて分子系統解析を行うとともに、形態分類における新たな知見を紹介しています。膨大な標本から導き出される結論の説得力に圧倒されます。
Wei, Dong, Huang, Du, Hegna, Lian and Audo (2021)
†Gammaroidorum yooling
中国から新第三紀のヨコエビが記載されました。
March
Ogawa, Takada and Sakuma (2021)
Haustorioides furotai Ogawa in Ogawa, Takada and Sakuma, 2021 ウスゲナミノリソコエビ
東京湾から ナミノリソコエビ科 Dogielinotidae の1新種を記載。分子解析の結果に基づき、WoRMS(2021年3月22日閲覧)等で適格とされていた Eohaustorioides属 を新参シノニムとして抹消するとともに、この属ありきで定義されていた Parhaustorioides属 も抹消。これによって、ナミノリソコエビ科は 9属 となりましたが、いまだに十分な検討が済んでいないと思います。ナミノリソコエビ Haustorioides属 10種の検索表を提供。SDなので本文は無料で読めます(そのためにSDに投稿しました)。論文の背景等についてはこちらに。
Ariyama (2021a)
Mucrocalliope ryukyuensis リュウキュウトゲゲンコツヨコエビ
沖縄から ゲンコツヨコエビ科 トゲゲンコツヨコエビ属 の1種を記載。メリケンサックのような和名がついていますが、”拳骨”部分ではなく背中にトゲが生えているグループです。また、昨年新産地が報告された (司村 2020) ことで話題になっている シオカワヨコエビ Paracalliope dichotomus についても線画付きで報告しています。
April
Suklom, Danaisawadi and Wongkamhaeng (2021)
Floresorchestia kongsemae
タイのカセサート大学構内から ハマトビムシ科 Floresorchestiinae亜科 の1新種を記載。人工的に造成された池の周辺で採取されたとのこと。タイ国内においてこの属は F. boonyanusithii Wongkamhaeng et al., 2016 と F. buraphana Wongkamhaeng et al., 2016 に次いで3種目とされています。さすがpensoft、本文は無料です。
Gibson, Hutchins, Krejca, Diaz and Sprouse (2021)
Stygobromus bakeri
テキサスの地下水系・トリニティ帯水層およびエドワーズ帯水層から暗居性ヨコエビの1新種。
Lörz and Horton (2021)
Amathillopsis inkenae
大西洋の新海域から リュウコツヨコエビ Amathillopsidae科・リュウコツヨコエビ Amathillopsis属 の1新種を記載。Cleonardopsis属を含む近縁16種のリストと、リュウコツヨコエビ属14種の形態マトリクスを掲載。また、既往研究におけるリュウコツヨコエビ属の写真記録について緯度経度や水深を整理し、考察を試みています。本文は無料です。
Marin, Krylenko, Palatov, (2021a)
Niphargus bzhidik
ロシア南部のゲレンジーク—トゥアプセ地方から Niphargus属の1新種を記載。本文は有料ですが、アブストにわりと形態の特徴が記されています。
Iwasa-Arai, Siqueira, Segadilha and Leite (2021)
Ampithoe thaix Siqueira and Iwasa-Arai in Iwasa-Arai, Siqueira, Segadilha and Leite, 2021
Elasmopus gabrieli Siqueira and Iwasa-Arai in Iwasa-Arai, Siqueira, Segadilha and Leite, 2021
Eusiroides lucai Siqueira and Iwasa-Arai in Iwasa-Arai, Siqueira, Segadilha and Leite, 2021
南大西洋の火山島・トリンダデ島周辺海域のアミジグサ属から 4科6属9種 のヨコエビおよび 2種 のタナイスを報告。このうちヨコエビについては 3種 を新種として記載しています。トリンダデ島はブラジル沖 1,160km に位置し、より大陸に近いアブロルホス島よりヨコエビの種数は少ないものの固有種の割合が高いことが示されたとのことです。7種の落射光写真を掲載。本文まで無料で読めます。
May
Talhaferro, Bueno, Pires, Stenert, Maltchik and Kotzian (2021)
Hyalella minuana
Hyalella lagoana
Hyalella sambaqui
Hyalella属 の3新種を記載。これで Hyalella属 は、ブラジルからは33種、アメリカ大陸から83種になったとのことです。主に形態の情報を使っているようです。本文は有料。
Weston, Espinosa-Leal, Wainwright, Stewart, González, Linley, Reid, Hidalgo, Oliva, Ulloa, Wenzhöfer, Glud, Escribano and Jamieson (2021)
Eurythenes atacamensis
ペルー:チリ海溝の深海域からオキソコエビ類の1新種を記載。成長段階によって深度を棲み分けているようです。本文は無料で読めます。
Alther, Bongni, Borko, Fišer and Altermatt (2021)
Niphargus arolaensis
スイスにおいて、井戸水の組み上げ施設で市民が収集したサンプルの中から1新種を記載。本文は無料で読めます。
Walters, Cannizzaro, Trujillo and Berg (2021)
Gammarus langi
Gammarus percalacustris
Gammarus colei
Gammarus malpaisensis
チワワ砂漠北部より Gammarus lacustris 種群の隠蔽種4種を記載。出版は2020年11月のようですが、6月発行の雑誌に掲載されたため今年分でカウントしています。本文は有料。
Labay (2021)
Hendrycksopleustes neimanii
Neopleustes boecki pacifica
Neopleustes pulchellus asiaticus
サハリンのテングヨコエビ科亜科のをレビューするとともに、新属 Hendrycksopleustes を設立。この新属に含まれる1新種と、別の属に含まれる種に対して2亜種を記載。ここ20年の論文で亜種を使っているのはほぼ Labay だけのような気がします。この亜科に含まれる全属の検索表と、 Neopleustes属 および Shoemakeroides属 の種までの検索表を提供。本文は有料。
June
Kodama and Kawamura (2021)
Carinocleonardopsis seisuiae セイスイミノヨコエビ
熊野灘の水深190–195 mから、1新属1新種の記載。Carinocleonardopsis ミノヨコエビ属の設立とともに、Amathillopsidae科に「リュウコツヨコエビ」との和名を提唱しています。Cleonardopsinae亜科全体についてもレビューを実施。本文は今のところ無料で読めるようです。
Tong, Hao, Liu, Li and Hou (2021)
Floresorchestia xueli
中国雲南省からハマトビムシの1新種。本文は有料ですが、アブストにわりと詳しく形態の記述があります。
Tomikawa and Kimura (2021)
Jesogammarus (Jesogammarus) acalceolus シツコヨコエビ
弘前の清水(シツコ)から キタヨコエビ科 Anisogammaridae の1新種を記載。喪失リスクが高い冷涼な湧水中に生息することから、絶滅の危機に瀕していることが強調されています。また、本種は本属で唯一触角にカルセオライを欠くとのことで、進化上も極めて重要な種といえます。本文は無料で読めます。
Limberger, da Silva Castiglioni and Graichen (2021)
Hyalella longipropodus
ブラジル南部から Hyalella属の1新種を記載。
Marin & Palatov (2021a)
Lyurella mikhailovi
Lyurella fanagorica
Lyurella fontinalis
Lyurella asheensis
2種のみが知られていたマミズヨコエビ科 Lyurella属に、一気に4新種を追加。本文は有料。
Azman (2021)
Nuuanu othmani
マレイシアから Nuuau属 の1新種を記載。本文は有料ですがアブストに詳細な形態記述があります。
July
Yanrong, Zhu, Sha and Ren (2021)
Liuomelita mollipalma
沖縄トラフからメリタヨコエビ科の1新属新種を記載。
Esmaeili-Rineh and Mirghaffari (2021)
Niphargus hegmatanensis
イランから Niphargus属 の1新種を記載。イラン産全種の同属種との遺伝的差異を検討しています。本文まで無料で読めます。
Marin and Palatov (2021b)
Echinogammarus mazestiensis
コーカサスから Echinogammarus 属の1新種を記載。本文は有料。
September
Marin, Krylenko and Palatov (2021b)
Niphargus utrishensis Marin and Palatov in Marin, Krylenko and Palatov, 2021
Niphargus novorossicus Marin and Palatov
in Marin, Krylenko and Palatov, 2021
Niphargus alisae Marin, Krylenko and Palatov in Marin, Krylenko and Palatov, 2021
Niphargus ashamba Marin, Krylenko and Palatov in Marin, Krylenko and Palatov, 2021
Niphargus malakhovi Marin and Palatov in Marin, Krylenko and Palatov, 2021
Niphargus dederkoyi Marin and Palatov in Marin, Krylenko and Palatov, 2021
ルーマニア,クリミア,コーカサス山麓南西部の黒海北岸地域から Niphargus属の6新種を記載。美しい黒バックの全身写真に加え、プレパラートの透過光写真のみで付属肢の形態を表現し、背面の棘状剛毛についてはSEM写真を使うなど、線画を使わない姿勢が貫かれています。オス第3尾肢が伸長する N. “tauricus” 種群の検索表を提供。隠蔽種の整理に留まらず、種分化の時期や分布を進化学的に考察。本文は無料で読めます。
November
Ariyama (2021b)
Metodius cyanomaculatus ルリホシスベヨコエビ
Metodius leucomaculatus シラホシスベヨコエビ
Postodius albifacies シロガオスベヨコエビ
Postodius sanguineus チゴケスベヨコエビ
カワリスベヨコエビ属 Metodius を設立するとともに2新種を記載。さらに ヒメスベヨコエビ属 Postodius の2新種を記載。チゴケスベヨコエビの「チゴケ」とは付着基質の チゴケムシ属(血苔虫)Watersipora に由来するとのことで(有山私信)、擬態しているのか模様も似ています。本種は4歳児が採取したタイプ標本に基づいて記載されたとのことで、そのご褒美を巡って「バズった分だけ◯◯する」方式を採ったところ、Twitter民の悪ノリ便乗が相次ぎ大いにバズり、ハフポスに取り上げられ、挙句に Yahoo! News のトップを飾りました。結局「新種採集のご褒美」は46.2万円になったとのことです。ここまで Twitter を沸かせたヨコエビというのも珍しいです。
日本人研究者が責任著者となった記載論文で Lowry and Myers (2017) の亜目体制が採用されたのは初めてっぽいです。狭義のスベヨコエビ科6属と、改めてヒメスベヨコエビ属6種の検索表を提供。あと面白いところといえば、体長の計測方法が独特です。本文は有料ですが、「ややこしい和名を変えろ」だの「発見者に献名しろ」だの好き勝手言ってる Twitter民の果たして何%が課金して原典に当たったのかは分かりません。
Green, Appadoo, Lowry and Myers (2021)
Mauritiorchestia fayetta
モーリシャスからハマトビムシ科の新属新種を記載。本文は有料。
Mamos, Jażdżewski, Čiamporová‑Zaťovičová, Čiampor Jr. and Grabowski (2021)
Gammarus stasiuki Jażdżewski, Mamos and Grabowski, 2021
ポーランド山間の渓流からヨコエビ属の1新種を記載。ポーランド出身の作家アンジェイ・スタシュクに献名されています。
Cummings, Araujo, Andrade and Senna (2021)
Dulichiella brunoi
ブラジルからメリタヨコエビ科 Melitidae ウチデノコヅチ属の1新種を記載。既知全種の検索表を提供。本文は有料ですが、アブストに詳細な形態の記述があります。ウェブ版の公開は2022年ですが、出版は2021年11月1日になるようです。
December
Andrade, Alves-Júnior, Bertrand & Senna (2021)
Cyphocaris boecki
ブラジルからネコゼヨコエビ属の1新種を記載。本文まで無料で読めます。
Shin and Coleman (2021)
Ampithoe changbaensis
韓国からヒゲナガヨコエビ属の1新種を記載するとともに、モスクワに保存されていた Ampithoe tarasovi ヨツデヒゲナガのホロタイプ標本を再記載しています。Zookeys なので本文まで無料で読めます。
この Ampithoe changbaensis という種は Shin et al. (2010) で”ヨツデヒゲナガ”として報告されていたもので、全身の色素斑が描画されるなど、Bulycheva (1952) による原記載では読み取れない部分を参照するのに有用でした。しかし、どうやら原記載とは異なるように思える部分もありました。日本でも”Bulycheva のヨツデヒゲナガ"”と”Shin のヨツデヒゲナガ”それぞれに似ている個体が見つかっていたことから、別種ではないかと囁かれていました。私はこれらの種を千葉と岡山で少数ながら得ていて、ヨツデヒゲナガは緑藻が優占する甘めで湾奥的な砂泥底環境、A. changbaensis は紅藻や褐藻が優占する岩礁で得られる印象があります。
本論文では A. changbaensis の所見でヨツデヒゲナガとの識別点が示され、それに続いてヨツデヒゲナガの再記載も行われているため、両者の同定が可能です。しかし個人的に、採用されている形質には不満があります。手元のサンプルを同定する際には、識別形質として示されている全ての特徴を確認して、慎重に判断する必要があると思います。
ちなみに、岡山県野生生物目録(坂本ほか 2020)で”ヨツデヒゲナガ”としているのは Bulycheva の原記載を参照して同定した個体で、本論文を受けての学名変更はありません。
Zhang, Wang, Ge and Zhou (2021)
Gammarus zhouqiongi
新疆ウイグルの淡水からヨコエビ属の1新種を記載。形態での記載とともに、CO1,16S,28S, EF1α領域を解析し、7種の系統樹を描いています。9種の検索表を提供。本文は無料で読めます。
Esmaeili-Rineh and Shabani (2021)
Gammarus ilamensis
イランからヨコエビ属の1新種を記載。本文は無料。
というわけで、2021年のヨコエビの新種は 56 60 61 62 63 種(2亜種)となりました。
当方も積み新種を処理中ですのでお待ちください。
(特記事項)
- Winfield and Herrera-Dorantes (2021) は 、メキシコ湾の大陸棚と深部からカマキリヨコエビ属 Jassa 数種を報告。うちモリノカマキリヨコエビ J. morinoi についてはメキシコ湾から初記録、そして新種として J. mendozai を記載しました。しかしこの種は Conlan et al. (2021) において、J. valida のシノニムとされてしまいました。
- Rogers et al. (2021) という文献で「Hyalella n. sp.」との文言が見つかりましたが、”We will describe this new species after we collect more material” などと述べており、飛ばしのようです。記載行為を含まない文献中で n. sp. という表記が成立する理屈については、全く理解できませんでした。
- クチバシソコエビ科の4新種の記載について情報が流れていますが、巻号が2022年分なので今回は採り上げていません。
<2021年記載論文>
— Ariyama H. 2021a. Two Species of Paracalliopiidae from the Ryukyu Archipelago in Japan, with the Description of a New Species (Crustacea: Amphipoda). Species Diversity, 26(1): 79–91.
— Azman, B. A. R. 2021. Description of Nuuanu othmani sp. nov. (Amphipoda, Nuuanuidae) from the Strait of Malacca (Malaysia) with identification keys to females of Nuuanu species. Crustaceana, 94: 731–741.
— Bargrizaneh, Z.; Fišer, C.; Esmaeili-Rineh, S. 2021. Groundwater amphipods of the genus Niphargus Schiødte, 1834 in Boyer-Ahmad region (Iran) with description of two new species. Zoosystema, 43(7): 127–144.
— Cummings, C. M.; Araujo, F. V.; Andrade, L. F.; Senna, A. R. 2022. A new species of Dulichiella Stout, 1912 (Amphipoda: Melitidae) from Guanabara Bay, Rio de Janeiro, Brazil. Journal of Natural History, 55: 33–34.— Esmaeili-Rineh, S.; Mirghaffari, S. A. 2021. Niphargus hegmatanensis sp. nov. (Crustacea, Amphipoda, Niphargidae), a new species from subterranean freshwaters of western Iran. Iranian Journal of Fisheries Science, 20(4): 1049–1063.
— Gibson, R.; Hutchins, B. T.; Krejca, J. K.; Diaz, P. H.; Sprouse, P. S. 2021. Stygobromus bakeri, a new species of groundwater amphipod (Amphipoda, Crangonyctidae) associated with the Trinity and Edwards aquifers of central Texas, USA. Subterranean Biology, 38: 19–45.
— Lörz, A.-N.; Horton, T. 2021. Investigation of the Amathillopsidae (Amphipoda, Crustacea), including the description of a new species, reveals a clinging lifestyle in the deep sea worldwide. ZooKeys, 1031: 19–39.
— Marin, I. N.; Krylenko, S. V.; Palatov, D. M. 2021b. Euxinian relict amphipods of the Eastern Paratethys in the subterranean fauna of coastal habitats of the Northern Black Sea region. Invertebrate Zoology, 18(3): 247–320.
— Marin, I.; Palatov, D. 2021b. New and non-alien: Echinogammarus mazestiensis sp.n. from the southwestern Caucasus. Zoology in the Middle East, 67: 309–320.
— Wei, Y.-F.; Dong, A.-G.; Huang, D.-Y.; Du, Y.-W.; Hegna, T. A.; Lian, X.-N.; Audo, D. 2021. Amphipoda from the Late Neogene of Shanxi, China. Palaeoentomology, 4(1).
<その他参考文献>
—Bulycheva, A. I. 1952. Novue vidy bokoplavov (Amphipoda, Gammaridea) iz Japonskogo Morja. Akademii︠a︡ nauk SSSR, Trudy Zoologicheskogo instituta, 12: 195−250.
— 坂本明弘・中田和義・福田宏 2020. 12 汎甲殻類. In: 岡山県自然環境課 (編) 岡山県野生生物目録2019. Ver1-2.
— 司村宜祥 2020. 久米島からシオカワヨコエビを記録. 兵庫陸水生物, 71: 69−70.
— Wongkamhaeng, K.; Dumrongrojwattana, P.; Pattaratumrong, M. S. 2016. Two new species of Floresorchestia (Crustacea, Amphipoda, Talitridae) in Thailand. ZooKeys, 635: 31–51.