久方ぶりに東京海洋大学を訪れました。
日本甲殻類学会 第61回東京大会
Carcinological Society of Japan
61st Annual Meeting (CSJ61)
学会でずっとROM専を決め込んでいるうちに、最後の学会発表から干支が一回りしております。前回はあの激震の生態学会なので、完全に浦島太郎です。
今回はポスターで海亀の背中のヨコエビ・ワレカラの話をしました。こういったブログを書いたこともありますが、当時はまさか論文化する立場になるとは思っていませんでした。立ち寄って下さった方々ありがとうございました。まだ投稿誌が定まっていない案件ではありますが、なるべく早く皆さんの元へお届けできるよう進めて参ります。
今回、ヨコエビに関する発表はかなり豊作でした。
ここ10年ばかりの印象ですが、近年は複数拠点が安定して取り組むようになり、題材も記載的研究と生態や行動が密に連携している様子が伺え、大変嬉しいです。ポスター発表では他の端脚ネタを聞けず悔しい思いをしましたが、色々な方に便乗性ヨコエビに興味を持ってもらえた手応えを感じることができたのは貴重でした。
ご近所分類群である等脚類、しらみちゃんネタなど本ブログで扱ったことがある話題があったりして面白かったですね。こちらもかなり研究者人口が増えてました。近年は適応放散のモデルとして扱われたり、記載分類のフェーズから昇華していく気配があります。分類学分野でもまだまだやることは沢山あるそうですが、それも含めてこれから一層盛り上がっていくことかと思います。
しばらく学会ありませんが、何かしら案件あればお声かけください。
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